自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

回り道をしたっていいじゃない【ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』書評】

長らくご無沙汰していました。放置していたので全然見られていないだろうなあと思っていたのですが、久々に開いたらたくさんの方が見てくださっていて、びっくりしました。うれしかったです。いつもありがとうございます。これからはもう少し高い頻度で更新…

あなたが認められたい相手は誰ですか?

こんにちは。今日は、他人に認められることについて。 最近知り合った、私がすごく尊敬している先輩がいます。その人は、話すのが上手でよく気が付き、一緒にいて楽しいという素敵な方です。結構よく私と遊んでくれるのですが、私なんかでいいんだろうか、一…

「自己肯定感」が低く「プライド」が高い人

お久しぶりです。今日は、自己肯定感とプライドについて。 この2つって何が違うのか、ということをまず最初に書きます。心理学的な定義などは知りませんが、私は「自己肯定感」は「自分は認められている」という気持ちのこと、プライドは「自分を認めてもら…

他人の自己肯定感を高めることは可能だろうか?

こんばんは。今日は、他人の自己肯定感を高めることができるのか、ということについて書いてみたいと思います。自己否定で苦しんでいる人が周りにも何人かいますが、どうしたらその苦しみから助けだしてあげることができるのでしょうか。 結論から言うと、無…

自分自身をむしばむような部活なんてやめてしまえ。

こんばんは。 このブログに、部活で検索してきてくれる方が結構いるみたいなので、今日は部活について書いてみようと思います。 中学校・高校だと、部活に入らなきゃいけない風潮ってありませんか?強制のところもまだ案外残っているみたいですし、そうでな…

自分を変える必要なんてない

こんにちは。梅雨で雨が多くて少し憂鬱気味のこのごろです。 最近、「自分を変えたい」という言葉を聞いて少し複雑な気持ちになりました。自分を変えたらきっとフリーターやニートから抜け出せる、彼氏・彼女ができる、仕事ができるようになるetc.いろんな「…

「あるべき」自分を捨てること

おはようございます。今日は「あるべき」自分を捨てることについて。 最近自分がいかに「あるべき」自分に縛られているかに気が付きました。 私は日々自分自身で勝手に「こうでなきゃいけない」自分像を作り上げて、それにしたがって行動しているんだなあと…

「不器用」「仕事ができない」は「個性」なのだろうか?

「どんな人もその人の個性を生かせる社会にしよう。」とよく言われますよね。耳にタコができるくらいいろんな人がいろんな言葉で語っているように思います。 でも、本当に私たちは人の個性を認めようとしているのでしょうか。 それならば、「仕事ができない…

「就活こじらせスペイン巡礼記」【良記事紹介】

こんにちは。GWはいかがお過ごしでしょうか。 今日は、いいなあと思う記事を見つけたので紹介します。 就活こじらせスペイン巡礼記onomiyuki.com 小野美由紀さんという方のブログです。 就活に失敗しパニック障害になったという小野さんが、「強くなりたい…

岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』【書評】

こんばんは。 今日は、ずっと積読だった嫌われる勇気をやっと読んだので、それについて書こうと思います。 これ「アドラー心理学」の本だったんですね。そうとは知りませんでした。フロイトやユングに並ぶ心理学者と紹介されていましたが、本当かなあ(笑) ア…

とは言ってもやっぱりある程度お金が欲しい

お久しぶりです。今日は、これまで書いてきたことに矛盾する気持ちを正直に書きます。 ここまで、働かなくても生きていていい、とか、怠惰理論が大切だ、とか言ってきましたが、なんやかんやいってある程度お金ほしいです(笑)。 好きなCDを買えなくてもたま…

ひとり旅の効能

こんにちは。 今日は、ひとり旅のもたらす効能について。 何か強い負の感情を押し殺して生活していると、自分自身が感じていることや本当の気持ちというのが分からなくなってしまうということがあると思います。私は強い劣等感を誰にも話せずにずっと自分の…

「怠惰理論」こそ今の日本に必要なものである

こんばんは。 今日は、Chris Davisという人の「怠惰理論」について。英語だと「Idle Theory」です。 「怠惰理論」とは、宇宙や世の中のあらゆる現象を怠惰という観点から説明する理論です。idletheory.infoというサイトに書いてあることをざっくりと要約して…

素のままで生きること

最近、「素のままで生きる」ことの素晴らしさに気が付きました。 素のままで生きるってどういうことかというと ・笑いたくない時には笑わない ・唐突でも帰りたいと思ったら帰る ・集団でいる時にも独りになりたい、と思ったらみんなと距離を置く ・行きたく…

「勝ち組」「負け組」ってなんてださい言葉だろう

今日は、直接には自分自身への向き合い方とは関係ないお話です。 「勝ち組」「負け組」って言葉ってありますよね。私はあれが嫌いです。というよりもそういう基準でしか物事や人を見ないその感覚が嫌いです。 しかし、一方で「勝ち組」になって安定した収入…

スーザン・ケイン『内向型人間の時代』【書評】

こんにちは。三寒四温とはこのことか、と実感する日々が続きます。 今日は、スーザン・ケイン『内向型人間の時代』という本を紹介します。彼女は同様の内容を短くまとめた講演をTEDでも行っているので、こちらもぜひ見てみてください。 スーザン・ケイン 「…

劣等感は実はめちゃくちゃ人を蝕んでいる

こんばんは。今日は、劣等感がいかに人を蝕むかについて。この蝕むという表現が本当にぴったりだと思います。 今も完全に自己肯定感を回復したわけではないですが、数年間持っていた強い劣等感みたいなものは少なくとも感じなくなりました。そうすると、自分…

根本橘夫『なぜ自信が持てないのか 自己価値感の心理学』【書評】

こんばんは。今日は根本橘夫『なぜ自信が持てないのか 自己価値感の心理学』(PHP研究所、2007年)を読んだ感想を書きます。著者は東京家政学院大学の教授で、教育心理、性格心理を専攻にしている方のようです(当時)。 一言で言うと、読まなきゃよかった、…

とにかく人に打ち明けること!【経験談その3】

こんばんは。昨日「嫌われる勇気」というタイトルで記事を書いたらアクセスが一気に増えてびっくりしました。多分多くの人が求めていた記事とは違ったと思いますが(笑)。 今日は、体験談その3を。 自分の顔や体、脳、性格全てが嫌いなまま大学に入ったところ…

「嫌われる勇気」

こんにちは。三寒四温とはまさにこのこと、と実感する日々です。 今日は、2月も終わったので目標だった「自信満々に生きる」(堂々と生きることは義務である - 自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―)についての報告を。 結論から言うと、そんな曖…

苦手の原因を考えるなかれ【経験談その2】

こんにちは。最近暖かくなってきましたね、春を感じられて嬉しいです。 さて、前回は自分の体験から「劣等感が染み付く前に逃げろ」という話をしました。今回は、じゃあ劣等感が染み付いた結果どうなったのか、ということを書きたいと思います。 高校3年生の…

苦手なことからは逃げたっていい【経験談その1】

何回かに分けて、自分のことを少し書いてみます。 それぞれの記事にたまにぼかした感じで書いたりはしていたのですが、一度整理しておいた方がより言いたいことが伝わるかなあと思ったので。 私が自己肯定感を失った直接のきっかけは、高校の部活動でしてい…

堂々と生きることは義務である

堂々と生きることは義務である。 2月のモットーです。 私は一回、自分自身についての信頼をすっかり失うという経験をしたので、状況が変わっても「自分が悪いのだ」と思う癖がついてしまっているんですね。ある程度自己肯定感を取り戻した今でも一度身に着い…

自分は社会不適合者だ【いろいろな自己嫌悪】

お久しぶりです。しばらく間が空いてしまいました。毎日ブログを更新することができる人って本当にすごいですね。。。 今日は表題の通り、自分は社会不適合者だという自己嫌悪について。 これに関して言うべきことは、「坂爪圭吾さんという方のブログを見て…