自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

あなたが認められたい相手は誰ですか?

こんにちは。今日は、他人に認められることについて。

最近知り合った、私がすごく尊敬している先輩がいます。その人は、話すのが上手でよく気が付き、一緒にいて楽しいという素敵な方です。結構よく私と遊んでくれるのですが、私なんかでいいんだろうか、一緒にいてつまらなくないのかな…といつも思っていました。

でも、何かの機会に「私は先輩をすごく尊敬してますよ!」と本心を言うと、「ありがとう!私もゆう(ブログ執筆者のこと)のこういうところ本当に尊敬しているんだよ!」と返ってきました。それが取り繕いではなく本心なんだということが態度から見えて、すごくすごくうれしかったです。

で、その時にふっと、私は他の人をエンターテイメント的に楽しませることや細かく気配りすることは得意ではないけれど、ほんわかと落ち着いて安心できる空間を作ることができるんだな、ということを思いました。エンターテイメントが得意な人も時にはそういう時間を求めることがあって、私ももしかしたら少しは役に立っているのかもしれないなあと。

世の中にはいろいろな人がいて、話すのがうまい人もいれば深く考えるのが得意な人もいるし、ユーモアで和ませる人、仕事をしっかりやる人、積極的に遊ぶ人、静かに話を聞いてくれる人、それぞれの良さがあります。スーザン・ケインの『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力 』にあるように、私たちは話すのがうまいことや外向的なことに価値を置きすぎているのかもしれません。だから、話を聞くのがうまいとか、じっくり考えるとか、一緒にいて落ち着くとか、そういう良さを見失いがちです。でも間違いなくそれは素敵な長所ですし、外向的な人もその良さは認めているのだと思います。

正直に自分のことを話すと、今までも認めてくれた人はいたのですがわりと自分と同じようなタイプの人が多く、私は内心もっと楽しく面白い人にならなければいけないんじゃないかと思っていたので認められても素直に受け取ることができなかったんですね。自分もそうだから褒めてくれるんでしょ、という気持ちもありましたし。でもまったく違うタイプの人に認めてもらったことで、私は無理して楽しくしたり面白くしたりしなくていいんだ、このほんわかなままでいいんだなあと思いました。そして、自分がすごいと思っている人に認められることのうれしさを知りました。

多分、自分がすごいなあと思う人に率直に思いを伝えるのって気が引けますよね。気の知れた友人にですら恥ずかしいものです。でも、何かイベントやきっかけがあったら、ぜひ自分から率直にすごいと思っていることを伝えてみることって大切だし、自分にも承認が返ってくる可能性が高くなるんじゃないかと思います。あと、やっぱり人って他の人に認められたい生き物なんだなということを改めて確認もしました(笑)

あれから、少しだけ物怖じせずに人と話せるようになったような気がします。

今日も空は広い。

 

夕(ゆう)

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