自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

自己嫌悪と自己愛

今日は、自己嫌悪と自己愛について。

私がなかなか自己嫌悪から抜け出せなかった理由は、その背後にある自己愛をしっかりと認識しなかったためだと振り返って思います。自分以外の誰かになりたいと思いつつ、それができない自分自身を可哀そうだと思う気持ちが少なからずあったんですね。よく深夜に未来への絶望感で涙が止まらなくなっていたのですが、その涙の半分くらいは、「こんな自分が可哀そうだ」という涙だったような気がします。

そのことに気づいたとき、なぜかわからないけれど、心がふっと軽くなりました。まだ洞窟の中だけど、一筋の光が見えたようなそんな感じでした。自己愛を持つのは人間として当たり前ですが、こんなに自分が嫌いでも愛さずにはいられないんだなあと不思議に思ったことを覚えています。そして、「自分は自分が嫌いなんだ」と思っていた時よりも普通に行動できるようになりました。劣等感が少し減りました。

自分を批判してつらいと思う気持ちは、それだけ自分の内面としっかり向き合っているということだと思います。それを死なない程度に突き詰めてみる、というのもひとつの方法ではないでしょうか。