自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

部活動から得たものと失ったものを冷静に振り返って

 こんばんは。唐突にブログを書きたくなって、もう書かないと一度は思っていたのに戻ってきてしまいました。

 長らく放置していたのに、それでも一定数の方が見てくださっていることに驚きました。自分が嫌いということで悩んでいる人がどのくらい多いのか、思い知らされる気がします。

 この間、いただいたご連絡なども見られない状況になっていました。様々な失礼をしてしまったこと、お詫びいたします。現在はコメントやメール(r921k4u@gmail.com アットマークを半角に変えてください)などもチェックしております。

 

このブログは、まだ痛みが癒えていないままの時期に書き始めました。今はもうずいぶんと落ち着いて、直接的な心の痛みを感じることは少なくなっています。その状態で振り返って感じることを、ここに書いておこうかと思います。

 

 結局、部活をしていて、本当にしんどかったのはだいたい1年半くらいの期間でした。中高の6年間続けていましたが、最後の1年半ですね。でも、そのときに嫌いになった自分のことをなんとか認められるまで、結局その3,4倍の時間がかかりました。それでも尚、自己肯定感はかなり低めだと思います。そうして自分が嫌いだった時間が、本当にもったいなかった。

 この経験をしなければ分からなかったことはもちろんたくさんあります。人間観や、自分はどう生きるべきかという非常に根本的な部分もこの経験によって作られています。けれども、自己嫌悪のために泣いた時間、自信がなくて挑戦できなかったこと、他人との関わり方が下手になっていた期間、こうしたものを総合すると、やっぱりもったいないことをしたという風に考えます。

 特に、留学に行ってみたかったけれど自分なんてという気持ちがそれを妨げたこと、大学に入ったときに志していた進路を、自分にはとうてい無理だと諦めてしまったこと。この2つは自分の中で大きな後悔となっています。

 今、中学生、高校生でもしこれを読んでくださる方がいるなら、私は声を大にして言いたいです。継続する強い劣等感はあなたの心を殺します。その回復には何倍も何倍も時間がかかるうえに、完全に回復するかどうかも分からない。だから、そういった気持ちを生じさせる場所からは逃げてほしい。今は「よくないこと」のように思われるかもしれませんし、周りの目が気になるかもしれません。でも、この後の人生を視野に入れて長期的に考えたなら、その方が絶対に、絶対にいいです。頑張ることは大事だけれど、心が辛いと言っているのに気がついたら、誰かに相談してください。辛いのに頑張ることは、あなたが思っている以上に大きなダメージを心に与えます。そのことはどうか覚えていてください。

 

 特に新しいことを言っているわけではなく、今まで書いてきたことです。でも、時間が経って冷静に振り返っても、やっぱり同じ結論に至ります。そして、若い時期の貴重な時間を無駄にしたことへの後悔がいっそうつのります。

 親御さん、先生方へ。今、「ブラック部活」という言葉が生まれて部活動のマイナス面にも焦点が当たるようになってきています。合わない部活動を続けさせることは、子どもの心を取り返しのつかないほどに失わせる可能性があります。本人が表面上「頑張ろう」としているように見えても、日々死にたいと思っていることもあります。表情が沈んでいることが多かったり、頻繁に些細なことで涙を流していたり、全身で笑わなくなったりするようなことがあったら、どうか声をかけてあげてください。思いを聞き出してあげてください。

 今日はこのあたりにしておきます。今日も空は広い。