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自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

「怠惰理論」こそ今の日本に必要なものである

こんばんは。

今日は、Chris Davisという人の「怠惰理論」について。英語だと「Idle Theory」です。

「怠惰理論」とは、宇宙や世の中のあらゆる現象を怠惰という観点から説明する理論です。idletheory.infoというサイトに書いてあることをざっくりと要約してみましょう。少し長くなったので、大切なところを太字にしました。

 

私たちは日々、人生というのは忙しく活発に活動するべきものだと思っています。しかし、人間の生活や社会、技術、倫理、法律、また宗教などは全て労力をより少なくしようとしてきた結果生まれたものです。それならば、人生における義務というのは実は「何もしないこと」「怠惰に過ごすこと」ではないでしょうか。

人々は皆、自分の性質や環境によって完全なる怠惰と完全な忙しさの間のどこかにいます。忙しいということはすなわち、生存のためにたくさん働く必要があるということです。そういった人の方が生き残ることが難しく、生存のために働く必要のない人の方が生き残りやすいと言えるでしょう。進化論的に言えば、最も怠惰な人が最も生き残りやすく適応的であるということになります。

また、道具を作るということは人を怠惰にするということです。たとえばナイフができて、これまでよりも短時間で仕事が終わるようになれば、ナイフの使用は人をいっそう怠惰にすると言えるでしょう。全ての経済システムは、人を怠惰にするという目的を本来的に備えているのです。

より怠惰になるということは、生存可能性を高めることであり、自分を維持する以外の目的で時間を使えるようになるということです。「しなければいけないこと」ではなく「したいこと」ができるようになるのです。話したり考えたり遊んだり――。人は怠惰な時だけ「自由な行為者」となります。

アイドル・セオリー(怠惰理論)は、怠惰な時間をどう使うかには関与しません。怠惰な時間を増やす道具や交換システム、振る舞い方や法律を考えます。

そしてこれはまだ探求の途中で、絶対に正しいなどとは言いません。

 

いかがでしょうか。私はこの発想はとても素敵だと思います。日々「働かなきゃ」と追いつめられている日本人にとって、今一番必要な考え方ではないでしょうか。

もちろん、そうは言っても生活していかなきゃならないから実践は難しい、と私も思います。でも、逆に生きていくだけでいいなら話はもっと簡単になりそうです。誰かに養ってもらってもいいのだし、正社員になる必要だってないでしょう。

「仕事で自己実現をするべき」という考え方はまだ日本では根強いような気がします。でも、毎日8時間、またはそれ以上を仕事に費やす人生でいいのか?もっと自由に楽しく生きることはできないのだろうか?ということを本気で考えてみてもいいのだと思います。怠惰理論は、凝り固まった頭をほぐすのに最適です。

また、「自分は努力ができない」「頑張れない人間だ」という自己嫌悪も怠惰理論から見れば馬鹿馬鹿しいわけです。「努力」や「勤勉」が大切だという価値観に一辺倒に染まってしまっていいのかい?と、怠惰理論は問いかけているのだと思います。

自分が知らず知らずのうちに内面化している価値観を見直すことが、自己評価の見直しにつながります。これからも、新しい視点や考え方をくれるようなものを随時紹介していきたいと思っています。

今日も空は広い。