自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

【ひとやすみコラム】人生の目標ってなんだろうか

久々に更新します。忙しくてなかなか書けませんが、1月に入れば少し時間ができるのでゆっくりと続けていきたいと思います。

 

ふと思ったこと。

人生の目標って、みなさんお持ちでしょうか?「目的」ではなく「目標」です。人生の目的といえば、何のために生きるのかということですが、人生の目標は、生きる中で何を目指していくのかということになるかと思います。人生の目的は、たぶん死ぬまで(もしかしたら死んでも)分からないというものだと思います。でも目標は、一応成人するくらいになればある程度考えるものではないでしょうか。

私の周りでは、人生における目標がはっきりしている人は自分の進路もあっさりと決めていく人が多いという印象を受けます。幸せな家庭を持ちたいから安定を求めて就職するんだという人もいるでしょうし、趣味に生きたいから公務員を志望するというような人もいます。逆に、悩んでいる人はそれがはっきりしていないという感じです。

だからといって、私ははっきりしているのが良くてそうでないのが悪いとは思いません。私自身分からないから、こんな記事を書かざるをえなかったのです(笑)。

たいていの場合、人生の目標ということについてはすでに知っているモデルを模倣するのではないでしょうか。それなのに、私たちはあまりに限られたモデルにしか普段触れられません。「幸せな家庭」や「金銭的に不自由しない」「自分のやりたいことを仕事にする」くらいが、メディアや学校、両親から得るような「人生の目標」だと思います。「日々を楽しく生きる」なんていうのもあるかもしれません。

こういった既存のモデルに自分の「人生の目標」が合致するという人は、それに向かって努力すればいいですよね。でも、そうでない人はモデルが見つからなくて何をがんばったらいいかも分からない、と悩むことがあるのではないでしょうか。なんとなく自分の幸せはそういったところにはないような気がする、しかしそれが何かと言われれば分からない――そんな人も多いのではないかなと思います。頑張って既存のものに自分を押し込めようとしている人もいるかもしれません。

でも、たぶん、すでにあるモデルの中にないのだったら、一から自分で作っていかなければならない、そうして自分の後に同じように悩む人のために生き方のモデルをひとつ増やしてみよう、そういった覚悟を持つと考え方が変わりました。人に理解されなくても構わないし、世間や親の言うことも聞き流せます。多種多様な人生の目標があるような社会の方が圧倒的に生きやすいですよね。そんな社会に少しでも近づいたらいいなあと思っています。