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自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

努力は裏切ることがある【自己肯定感を高めるために(6)】

少しバタバタしていて時間が空いてしまいました。

今回は、自分の長所は社会の役に立たないし、短所は生きていくうえで致命的だ、と思う方へ。

確かに、その社会の中で必要・不必要とされている素質や力というのはあると思います。ただし時代や地域によって変わりうるということは前回書きましたね。

でも、何かの力がなければ生きていけない社会なんてそれ自体がおかしいと思いませんか?特にそれが自分でコントロールできないものの場合は。

日本では、能力というのは努力で高められるという考え方が一般的です。だから理論上は誰でもなんでもできる、できないのはやっていないからだということになるわけですね。

でも、本当に能力というのは努力で身に付くものなのでしょうか。私は違うと思います。ひとりひとりの資質が違って、苦手なこともあれば得意なこともある。あることを苦手な人が100の努力をしても得意な人の10の努力に負けてしまう。きついですが、事実だと思っています。この事実から目をそらして「努力がすべてだ」と信じ込ませる方が、裏切られたときの絶望が大きい分残酷です。

なかには、「努力してイチローになることはできないかもしれないが、ある程度(たとえば部活動でレギュラーになるとか)は可能だ」という人もいるかもしれません。私はそれも全く信じません。苦手なことをどう頑張っても標準レベルに押し上げることすらできないという経験をしています。苦手なことがあまりなかったとか、苦手なことを必死に頑張ったことがないからそんなことを言えるのだと思います。

だから、まず自分に何かの力がないことや何かをうまくできないことを、努力不足だと責めないこと。そして、仮にそれがないと生きていけない社会だとされているなら、そんな狭い社会の方がおかしいということ。それを肝に銘じてください。

じゃあ社会の方が悪いのは分かったけれど、そんなすぐに社会は変わらないし自分は結局どう生きていったらいいのだろう?と思う方もいるでしょう。次は、そういう方に向けて書きたいと思います。