自分とのつきあい方―自己肯定感について考える―

自己嫌悪で辛かったり、自分に自信が持てなくて悩んでいる方へ。

自分に対する見方は本当に正しいものですか?【自己肯定感を高めるために(2)】

そういえば、初めに言おうと思って忘れていました。

私は心理の専門家ではありません。自分の経験からこのブログを書いていますが、それが万人にあてはまるものだとは思いません。納得できる人もいるかもしれませんし、しっくり来ない方もいるかもしれません。そもそも自信の持ち方なんて人それぞれ違うのかもしれません。でも、少しくらい誰かのヒントになる可能性があると思ってこれを書いています。納得できる部分だけ読んでもらえたらいいと思いますし、そこから自分なりの道や方法が見つかったらまた各自でそれを紹介してもらえるといいなあと思っています。そういう前提のもと、読んでもらえたら幸いです。

(1)では、まずは自分のどんなところが嫌いか、またいつから、どんな風に嫌いになったかを分析してみることを書きました。

それが終わったら、次は自分の好きなところを書きましょう。思いつくだけ、箇条書きで。自分の長所と好きなところはまた違うかもしれません。違ったら、長所も書いてみましょう。そしてなぜ長所だと思うのに好きではないのか、を少しばかり考えてみてください。

また、自分のその好きなところについて説明できますか?どんな時に役に立つのか・素敵なのか、自分はそこをどんな風に好きなのか、他の人はそこをどういう風に褒めてくれるのか…。

多分、自己肯定感が低くて悩んでいる人は長所があまりたくさん書けないのではないかと思います。嫌いなところと比べてどうでしょうか?好きなところの方が多く書けたなら、自己評価はそんなに低くないでしょう。

嫌いなところと比べて少なかったり説明があまりできないのならそれはきっと自分に対する見方が偏っているということです。それを認識してほしいです。自分を嫌いな人は、自分の自分に対する見方の客観性には自信があるのだと思います。少なくとも私はそうでした。その評価はもしかしたら偏っているのかもしれない、と疑いを持った時から心の回復が始まったように思います。

自己評価が低い人は、他の人からいくらあなたは素晴らしいと言われても聞く耳が持てないんですね。自分の自分に対する評価に自信がありすぎて。ただ、だからといって自信がない人を褒めることが無意味というわけではありません。後々その言葉が支えになってくれることもあります。でもまずは、「自信のなさ」の根拠を疑ってみることが大切だと私は思っています。

続きは、次の記事で。